- 新人看護師だけどもうやめたい
- 自分(新人看護師)が看護師に向いていないと思う
- 新人看護師がつらくて仕事やめたい
新人看護師時代はみんな少なからず、看護師をやめたいと思うときがあります。
わたしだって新人時代に限らず、看護師なんか辞めてやると思うことが頻回にあります。
でもやめないでいるのは、わたしは看護師という職業が好きだから。
でも、看護師になる背景って人それぞれ異なります。
精神的につらいならば本当に看護師をやめてもいいと思います。
しかし、看護学生として3年間、4年間学んできた時間を考えると看護師をやめてしまうのも勿体無いと個人的に思っています。
まず、やめたいと思う原因を改善できないか考えそれでも無理ならばやめてしまってもいいです。
追い詰められて精神を病んでしまうよりはましかなと。
今回は、新人看護師がやめたいと思う理由やそれに伴いどんな改善策があるか、もう無理!!と思ったときにどうしたらよいのかを紹介していきます。
- 新人看護師で退職を考えている人
- 新人看護師だけどやめたい人
- 新人看護師だけど精神的につらくて働きたくない人
新人看護師が辞めたいと思った時の対処方法
新人看護師がやめたくなったら異動してみる
新人看護師として同じ職場で働きたくないと思ったなら、まずは、異動を相談してみましょう。
異動であれば、師長や先輩にも相談しやすいですよね。
職場が無理だと思ったなら、まず、環境を変えるという意味でも転職の前に異動で環境を変えることで改善できることもあります。
そして、異動であればその病院の新人である他の同期がいる可能性もありますし、今の職場が無理でも他の病棟ならうまくいったという例はたくさんあります。
そのため、すぐに退職という形をとる前にまずは異動を考えてみましょう。
新人看護師でも転職はできる!
新人看護師の転職はどうなのかと心配する声もあります。
実際経験の浅い看護師より、中堅看護師やベテラン看護師の方が様々な条件の転職先があります。
しかし、病院によってはまだ教育などが行き届いていない新人の中途採用を積極的に行っているところもあります。
理由としては、中堅やベテランの看護師から最初から知識も経験も浅い新人看護師の方が教育していきやすいからです。
わかりやすくいうと、新人看護師はまだ、乾いたスポンジのように教育や知識がどんどん身についていきます。
中堅やベテラン看護師はその分知識や経験があるので、転職後も自身のチカラで応用はききます。
しかし、中堅やベテラン看護師は新人看護師と比べるとそこまで吸収力はないです。
そのため、新人看護師の中途採用も十分に可能性があるのです。
ただし、新人から3年目までに複数回の転職歴があると、担当者に(うちも続かないんじゃないか)と思われ、内定が通らないということもあるので注意してくださいね。
条件のそろっている転職サイトを紹介します。
新人看護師でやめてしまう人はけっこういる
新人看護師の離職率をご存知でしょうか?
2019年の看護協会の調査によると新人看護師の7.8%が離職しています。
毎年5万人ほどの看護師が国家資格に合格して新人看護師として働き始めますが、そのうちの約13人に1人は看護師をやめてしまっているということになります。
看護師の離職率は新人看護師以外でも常勤の看護師の離職率が同年の看護協会の調査によって10.7%と多い傾向にあります。
この離職率ですが、他職種と比較すると医療や福祉系は多い傾向にあります。
<引用:平成3年雇用動向調査結果の概要(厚生労働省)>
これからもわかるように医療福祉系は離職率が多いので、自ずとも看護師の離職率も上がってしまうのです。
新人看護師が辞めたい理由
新人看護師が辞めたいのは人間関係に悩んでいるから
新人看護師に限らず、多くの看護師は人間関係に悩んでいます。
看護師が転職を考える理由の第1位に人間関係が君臨しているというのはもはた看護師の中でで当たり前ともいえる事実です。
看護師という職業はどうしても人の命に関わるがため、どうしても厳しいことと言ってしまうということもあります。
あの先輩怖いし、どうしていいかわかんないと思うこともありますよね。
怖い看護師の先輩の対処法についてはこちら
わたし自身も新人看護師のときから、5年目の途中まで、人間関係に悩んでいました。
わたしのように度を超えたパワハラを受けた際にはやめたいと思うのは当たり前かもしれません。
看護師のパワハラ記事はこちら
新人看護師がやめたいときはインシデントを起こしたとき
新人看護師が辞めたくなる時の一つとしてインシデントを起こしたときが挙げられます。
新人看護師は、知識の面からもまだ一人前の看護師ではないですが、この時期のインシデントは本気で凹みますよね。
わたしもインシデントを起こしたことがありますが、本当に凹みます。
インシデントを起こしてしまった時に患者様の要因が大きい時、認知症患者様の転倒などは正直そこまでダメージはないです。
認知症患者様はこちらの予想外の行動をしてしまうことが多々あるのでそこをどう予測するかというのも必要です。
しかし、新人のときは周りの先輩のフォロー不足であることもこの場合は多いのでこれは仕方ないと思い同じことを何度も繰り返さないとしっかり振り返れれば先輩看護師もそこまで強く注意することはないです。
自身の過失で起こしてしまったインシデント特に
- 患者さまの取り違い
- 輸液ミス
- 針刺し事故
これらのインシデントは自身の確認不足によって引き起こされる場合がほとんどです。
新人看護師が引き起こす原因として考えられることは
- 寝不足
- 緊張
- 確認不足
こういうちょっとしたことの積み重ねがインシデントの原因となります。
インシデントを起こしてしまったときの対応については後日記事をこうしんするので見てくださいね。
新人看護師がやめたいと感じるのはクレームを受けたとき
新人看護師はまだ一人前とはいえません。
しかし、患者様にとったら看護師の服装をしていれば、新人中堅、ベテラン関係なく全員【看護師】です。
そのため、当たり前にいろんなことを聞きますし、看護師としての対応を求められます。
しかし、新人看護師は知識も対応もまだまだ半人前なので、そこからクレームに繋がることも十分にあります。
クレームを受けるととても辛いし、やめたくなりますよね。
新人看護師がやめたいと思う前にできること
人間関係の改善
私自身パワハラやマタハラを受け様々な対策を取ってきましが、人間関係については以下のことが必要です。
- 職場だけの関係だと割り切る
- 信頼のおける上司もしくは先輩に相談
- プライベートを充実させストレス発散
この3つに限ると思います。
また、自分自身に何か非はなかったかなどの確認も必要です。
これに関しては、怖い先輩の対処法にまとめてあるので参考にしてみてください。
また、見た目が派手、身だしなみが整っていないなども人間関係が悪くなる要因として含まれるので、そこもよく注意してみてはどうでしょうか?
看護師の髪色などが与える印象についてのまとめている記事もあるのでこちらを参考にしてくださいね。
接遇の改善
新人看護師へのクレームで多いのが接遇関連です。
新人看護師には特に身につけて欲しいことですが、病院によっては中堅看護師もベテラン看護師もこの接遇がまったくなっていないところがあります。
- 患者様へタメ口きいてませんか?
- きちんと患者様の名前呼んでますか?
- 挨拶はできてますか?
- 身だしなみは整っていますか?
後日接遇についての記事はあらためて更新しますが、簡単にいうと相手を不快にしない対応ができているかを考えてみてください。
自分がされたり、家族がされて嫌だと思うことをしなければクレームがくることってほぼないです。
自身の接遇がどうか今一度振り返ってみましょうね。
インシデントを起こさないために何度でも確認する!
インシデントに関しては、確認不足によって起こることが多いです。
確認しすぎるということはないので何度も確認することは重要ですし、【わからない】、【不安】と少しでも思うことがあれば先輩看護師に確認してからにしましょうね。
わからないまま、不安なまま行ってしまうより、より確実な方をとってください。
看護師の行動一つで患者様の命を左右するという事実があることをきちんとわかっていれば怖くてわからないまま不安なまま行動しようという気持ちにはならないはずです。
慌てず一つ一つ確認して自分の手には患者様の命があることを意識して慎重に行動してくださいね。
新人看護師がやめたいと感じるのは普通のこと!
新人看護師時代はみんなやめたいと思うのは当たり前だと思います。
看護師は患者様の命に関わる分、どうしても厳しい環境となってしまいます。
改善の行動をとったとしても同じく看護師をやめたいと思うのであれば、転職をするのも手ですし、全く違う仕事をしてみるのもいいと思います。
しかし、せっかくとった国家資格なので、ぜひとも生かせるような職業につけたらなと個人的に思います!