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現役看護師が教える認知症患者様への対処法

雨芽

こんにちは、現役病棟看護師の雨芽です!

臨床経験がまもなく10年の看護師です。

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 Twitter:あめ

悩む看護師 
  • 認知症患者様の対応の仕方ってどうしたらいいの?
  • 認知症患者様のケアって何が正解なの?

看護師をしていると中には認知症で昼夜問わず徘徊や離棟のリスクがある患者様、セクハラをしてくる中年の患者様などちょっと対応に困ったり悩んでしまう患者様がいます。

 

病気だからこれくらい仕方がないという場合もありますが、人出が少ない夜勤や休日日勤の際には結構しんどいです。

 

今回は困った患者さんの事例として認知症の患者様についてや失敗した対応、正しい対処法について紹介します。

  • 正しい認知症患者様の対応方法を知りたい人
  • 間違った対処法をしていないか不安な人
  • 少しでも認知症患者様に寄り添いたい人

看護師が対応に困る認知症の患者様

看護師が対応に困る認知症患者様の事例

高齢者社会が進む中で病院の患者様の層もやはり高齢者が多いです。

 

そんな中高齢者の患者様が患っている病気には認知症がとても多いです。

 

これはわたしの主観が入っていますが、認知症の患者さんはかわいい患者様が多いです。

わたしのおばあちゃんが認知症なので認知症の患者さんはおばあちゃんと重なってかわいいと思ってしまいます。

 

しかし、認知症の患者様でも患者様からの訴えによっては業務が滞ってしまう場合もあります。

 

具体的には、

  • 寂しくてナースコールを連打
  • 暇でナースコールを連打
  • 家に帰りたくなって暴れる
  • ふらっと離棟してしまう
  • 看護師以外に他の患者様やご家族へ暴言を言っている

上記の例に出される出来事は、業務に支障が出るばかりではありません。

 

時には患者様の大捜索や他の患者様、ご家族にご迷惑がかかってしまうことがあります。

 

しかし、これらの患者様の行動は日常茶飯事と行っても過言ではなく、看護師にとってはこれをどう対処したら良いのか日々悩み模索しています。

 

特に離棟は困ったもので外に出てしまっては捜索も大変になってしまいます。

 

夜間は、正面玄関も職員玄関も施錠されています。

 

しかし、日中は正面玄関が通院患者さんや面会の家族のために空いています。

 

そのため、受付にいる職員が目を光らせていて外へ出てしまうということは少なくてもわたし働いている病院ではありません。

看護師が教える認知症の患者さんへの間違った対応

認知症の患者様への基本的な接し方として、決して否定をしないということです。

 

看護師の中でも間違った対応をしている人が居るのですが認知症だからとわからないだろうと人格を否定する言葉、子供のように扱うというのは間違っています。

 

認知症の患者様に対しても他の患者様同様、尊厳を傷つけるような言動は決していけません

 

わたしの病院のスタッフにも以前このように認知症の患者様へ対応しているスタッフがいました。

  • 患者様をあだ名で呼ぶ
  • おじいちゃん、おばあちゃん呼びをする
  • 何度もナースコールが鳴るとその患者様に怒る
  • 徘徊をする患者様に初めから拘束などで動きを抑制する

 

患者様をあだ名やおじいちゃん、おばあちゃん呼びで呼ぶなんて絶対にありえません!

 

患者様はあなたの友人ですか?祖父母ですか?

 

高齢の患者様は看護師を含めた医療スタッフよりも年上の方が多いです。

 

それをあだ名で呼んでいるのは患者様にもとても失礼なことです。

 

もしも自身の祖父母が看護師から○○ちゃんなどとあだ名などで呼ばれていたらどう感じますか?

 

患者様を軽視した言動は必ず、患者様にも、ご家族にも伝わりますよ。

 

現在もこのように対応しているという方がいるのならば、接遇について学んでください。

 

接遇が身についていないことで不要なトラブルを引き起こすことにもなりかねません!

 

近々看護師の接遇についてを紹介しますね。

接遇を学ぶことで、患者様とのコミュニケーションも円滑になります。

 

接遇は特に医療従事者は学ぶべきですので、記事作成次第よんでいただけたらと思います!

 

そして、認知症の患者様への対応としてよく見かけてしまうのは、患者様本人へ怒るという行為。

 

何故、認知症の患者様に怒るのでしょう?

 

悩む看護師
何度もナースコールが鳴ると他の患者様のこともできないし正直困っちゃうんだもの…

 

雨芽
じゃあ、なぜ患者様が何度もナースコールを鳴らすのか考えたことはあるかしら?

 

患者様がナースコールを鳴らすということは何か理由があるということがほとんどです。

 

中には暇だからナースコールを鳴らしてみた!という患者様ももちろんいます。

 

しかし、そういう患者様も結局はさみしい思いをしていたり、何かに不安をもっているという場合が多いです。

 

それなのに、理由も聞かず、何度もナースコールを押すという行為事態を怒るのはナンセンスです。

 

認知症は寄り添う看護が必要です。

 

年配の看護師に多いのは、すぐに拘束をするという行為。

 

すいません年配の看護師というのは、偏見ですね。

 

言い換えます!

ある程度経験を積んでいる看護師にありがちなのが徘徊=拘束という概念ですね。

 

拘束や抑制は危険だと思うときに必要最小限を徹底しなくてはなりません。

 

綺麗事に聞こえましたか?

 

では、自身のお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんが拘束されていたとしたら仕方ないとすぐに納得できますか?

 

患者様にケアする時自分が家族の立場になったときどう思うのか考えてケアをするとすぐに拘束なんてことに考えが及ばないはずですよ!

看護師が教える認知症の患者さんへの正しい対処方法

認知症の患者様で、徘徊する方の中で、特に帰宅願望の強い場合には、他のことで気を紛らわしてもらうことがいいです。

 

わたしは患者さんと付き添っているときは患者さんが好きなことをして過ごすことが多いです。

 

  • ぬり絵
  • 習字
  • テレビを見る
  • 編み物

これらの患者様が好きなことを一緒に行うようにします。

 

人での少ない夜勤や休日日勤の際には、針やハサミなどの刃物を使わずにできるもの持って行き、いざとなったら使うことにしています。

 

どうしても家に帰りたいと話す患者さんには介護スタッフが付き添ってくれます。

 

しかしそれでも落ち着かなければ家族の方へ連絡して患者さんの元へ面会してもらうことでだいたいは落ち着きます。

 

夜間帯で家族の人も来られない場合は夜勤スタッフが交代で患者さんに付き添うという対応が多いです。

 

認知症ケア専門士という資格もあるくらい認知症の症状は多様であり難しいです。

 

わたしも機会があれば認知症ケア専門士の資格を検討してます!

 

認知症ケア専門士を目指すなら、忙しい医療スタッフでも行えるe-ラーニング講座ができるところを推奨します。

 

認知症ケア専門士に興味があるならぜひ一緒に資格習得を目指しましょう!

 

認知症ケア専門士の記事はこちらから

認知症ケア専門士を看護師が習得する方法とメリットを教えます!

 

忙しい看護師をはじめとする医療スタッフは日々の業務の忙しさで資格どころでないと思う方もいらっしゃいますよね。

 

しかし、マイナビでは4人に1人が資格習得などのキャリアアップについて悩んでいると調査結果を出しています。

 

他の資格に興味がある方はこちらの記事を参考にしてくださいね。

さらなる資格を習得して看護師がキャリアアップする方法!

 

他の先輩は話したり、夜の病棟を一緒に散歩したりと対応するスタッフによってバラバラですが、中には拘束同意書をもらっていればすぐに抑制してしまう先輩もいます。

 

やはり拘束されると落ち着かなくなってしまい、ますますひどい状況になってしまいます。

 

そのため、わたしはなるべく拘束せずに過ごすことにしています。

 

夜も拘束しなくても済むように日勤時には拘束しない方法を病棟カンファレンスで各患者様ごとに高速に変わる代替え案をだしてくれると非常に助かります!

雨芽
拘束や抑制をしなくてもいい方法を日勤帯で考えておいてもらうと夜勤者は助かるね!

まとめ

認知症の患者様の事例と間違った対応、正しい対処法を紹介しました。

 

認知症の患者様は今後も高齢化社会が継続する限り、少なくなることは決してありません。

 

間違った対応をしてしまうと認知症状の悪化のリスクもあります。

 

認知症患者様には寄り添う看護をいつもより一層意識してくださいね!

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看護師こそセルフケアが充足していない現状より、セルフケアナースを設立。看護師・看護学生の悩みを解決する情報を紹介しています。セルフケアナースを見ればどんな悩みも解決できるというサイトを目指しています。

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