- 看護師の派遣が禁止って本当なの?
- 派遣看護師に転職ってどうなの?
- 派遣看護師のメリットデメリットって何?
看護師の派遣は全てが禁止というわけではないです。
なぜなら、私の母が実際に最近まで派遣看護師として東京で働いていたためです。
ネットでは法律違反という話もありますが、これもあながち間違いではなく、2000年以前は実際に派遣看護師は認められていなかったことも事実です。
しかし、現在では合法で派遣看護師として働くことができます。
そのため、私もの母も働くことができました。
現在は、一部例外もありますが、産休代替と紹介予定派遣という形でのみ派遣看護師として働くことができます。
今回は派遣看護師について掘り下げて紹介していきます。
- 看護師の派遣がどうして禁止だったのか知りたい
- 派遣看護師のメリットとデメリットを知りたい
- 派遣看護師として働くにはどうしたらいいのか知りたい
派遣看護師で働きたいけどどうすればいいの?
看護師の派遣を取り扱う転職サイトに複数登録!
看護師が派遣として働きたいという場合には、看護師の派遣を取り扱う転職サイトに登録することからはじまります。
手当たり次第に登録すると連絡が殺到してしまい、どうしていいのかわからなくなってしまいます。
そのため、口コミなどを参考に、2~3社登録すればよりよい条件などを確認できます。
1社だけに絞り込んでしまうと自分の条件に近い条件が中々見つからないということもあるので、ざひ、2~3社は登録してくださいね。
私の母が派遣として働いていた時には最高5社登録していましたが、やはり条件の合う合わないがあり、最終的に3社の中で派遣先を探してましたよ。
母がおすすめと言っていた派遣会社のリンク貼っておきますね。
派遣会社に登録したらそのあとは連絡がくる
派遣会社に登録できれば、会社側より、面談日時の確認の連絡がきます。
この面談では自分の条件、経験などを詳しく聞くものなので、この面談では事細かに伝えることでより自分に
マッチした派遣先を紹介してもらうことにつながりますよ!
特に意識して話して欲しいのは
- 勤務時間の希望
- 自分のこれまでの経験やスキル
- 希望時給
この3つは特に詳しく伝えるようにしてくださいね。
派遣看護師の条件は正社員と違い条件が通りやすいです。
私の母の場合、土日だけ他の施設で働いているから平日の3日だけ働きたい、うち1日は夜勤入れてというまぁ割と無茶だなと思う条件でもすんなり通り、実際に働いていました。
このように自身の状況に合わせた勤務ができるというのが派遣看護師のいいところでもあるので、自分の状況は事細かに話しておくことがおすすめです!
派遣看護師の働き方ってどんな感じなの?
派遣看護師というと、一体どんな働き方なのか気になりますよね。
派遣看護師に求められるのは看護師のエキスパートとしての働き方です!
そのため、新人看護師とは全く異なるため、派遣として働きたいのであれなそこははじめに理解しておかなくてはなりません。
看護師としてのスキルをある程度持っていて、入社してすぐでも即戦力と考えられるため丁寧な指導はあまりありません。
派遣看護師はエキスパートナースとして各職場に行くイメージを持ってください。
イメージしやすいのはハケンの品格の主人公のようなイメージですね。
派遣看護師が全面禁止だったのは2000年以前の話
派遣看護師が2000年以降の法改正で解禁になった
派遣法によって、2000年以前は看護師を含む病院や診療所などの医療機関に関連する業務の禁止となっていました。
病院や診療所などの医療機関に関連する業務として
- 医師
- 歯科医師
- 薬剤師の調剤
- 保健師
- 助産師
- 看護師
- 准看護師
- 栄養士 など
これらが病院や診療所などの医療機関に関連する医療業務とされています。
これらの職業も2000年代となる2003年(平成15年)と2006年(平成18年)に行われた派遣法の改訂により看護師などの医療業務に携わる職業も派遣として働くことの選択が可能となりました。
このため、現在では看護協会のHPにも看護師の派遣に関する記述がされています。
このように看護師の派遣は全面禁止の時代は2003年を境になくなり、現在は一定条件はあるものの派遣看護師は解禁されています。
看護師の派遣は徐々に増えてきています。
しかし、看護師 派遣で検索すると違法や禁止というワードが出てくるという点においてもまだ、看護師が可変として働けるということを知らない方も多いかもしれませんね。
派遣看護師が認められるのは産休代替と紹介予定派遣のみ!
派遣看護師は全面解禁ではないとさきほど紹介しましたが、一定の条件というのが、産休代替と紹介予定派遣となります。
産休代替とは、産休や育休中の職員の代わりとして業務にあたる場合のことをさします。
紹介予定派遣とは、派遣期間終了後にその職場で派遣会社を通さず直接雇われることを前提とした派遣のことを指します。
現在多い求人は最初に紹介した産休代替が多いです。
この産休代替は職員の産休や育休中の代わりなので長くて1年から1年3ヶ月と働く期間が代替の職員がどれくらい休業するかによって変わります。
看護師派遣は産休代替と紹介予定派遣以外にも一部例外もある
産休代替と紹介予定派遣の二つだけが看護師が派遣として働けると紹介しましたが、例外があります。
例外が認められない場所は
- 病院や診療所など
- 助産所
- 介護老人保健施設
- 居宅
これに該当しなれば産休代替と紹介予定派遣以外でも派遣看護師として働くことができます。
介護老人保健施設は訪問入浴介護や訪問予防入浴介護は派遣が許可されています。
派遣看護師のメリットとは?
派遣看護師の時給が高い!
派遣看護師は勤務地に差はありますが、ベースの給料が高いです。
これは派遣看護師の時給が高いためです。
私の母は派遣で2つ職場を掛け持ちしていて、週3日(うち1日夜勤)と土日のみ働くという働き方で最高で月に50万ほど稼いでいました。
時給で考えても派遣看護師は最低でも2000円以上であり、正職員が時給1500円前後と考えると派遣看護師として働く方が割高な給与といえますよね。
母の場合は夜勤もしていたのでそれだけ、給与も多かったですが、日勤のみの派遣でも月30万ほどは当たり前に稼ぐことができます。
時間外や残業も時給換算でプラスされているので、派遣看護師はこれだけをみてもおいしい働き方だといえます。
また、今後高齢化社会がますます進むため、派遣看護師の需要は各介護施設で増えていくことが考えられるので、派遣看護足の時給ももっと高騰する可能性だってあります。
派遣看護師は希望条件のみで働ける
派遣看護師の醍醐味といえば勤務条件を自身のライフスタイルに合わせることができるということです。
どういうことかというと、
- 日勤のみ
- 午前中のみ
- 午後のみ
- 夜勤のみ
- 週○日
- 土日のみ
など自身の予定に合わせた条件で働くことができます。
シフトの兼ね合いもあるため、入職後突然変えることはできませんが、最初から土日だけとか、週○日だって入殖時のシフト希望で働きたい日にちを選択すればいいのです。
わたしの母のように週3日のうち1日は夜勤など、土日だけ働くなど色々選択ができますね。
趣味をする時間、家事や育児のために短時間しか働けないという人でも派遣看護師という働き方は柔軟な勤務条件を提示できるためおすすめです。
派遣看護師は人間関係の悩みが少ない!
長年看護師の転職理由のトップにいる人間関係。
しかし、派遣看護師として働くと、職場との間に派遣会社が入ってくれるので、派遣会社が緩衝材の役割をしてくれます。
また、正職員では嫌な上司や同僚、患者様など人間関係に悩んでも多少我慢しなくてはいけないと思い、もやもやを抱えたまま働いている人がほとんどです。
中にはパワハラまがいのこともされるというケースもあります。
看護師のパワハラ記事はこちら
しかし、派遣看護師は期間が決められて働く事や派遣会社が入る事によって、人間関係でのトラブルが少ないとされています。
これは、派遣看護師はその職場にとって長く働くことがない一時的に一緒に働く外の人という意識のためです。
そのため、人間関係で悩んでいるという人は派遣看護師を検討してみてはどうでしょうか。
派遣看護師で働くと経験が積める!
派遣看護師として働くと一箇所の職場に留まらず様々な職場を渡り歩くことになります。
同じ看護師でも職場が変わればそこで働く人や環境が一気に変わります。
そしていろんな業務内容に携わることで経験を積むことができ、結果看護師としての経験を短期間で積み上げることができます。
施設の規模やどのように働きたいかなどを派遣看護師として働く上で自分で選ぶことができるのでどんどん新しい体験をしようと思えばどんどん行えるというのがいいですね。
派遣看護師のデメリットとは?
派遣看護師は昇給やボーナスがない
派遣看護師は昇給やボーナスがないんです。
がっくりする人もいますよね。
派遣看護師は長期に働くということがないので、昇給やボーナスの評価対象から除外されてしまいます。
しかし、派遣看護師は働き方によっては月々の給料が高いので、昇給やボーナスがなくても大して困ることはないですね。
派遣看護師は正職員と比べると福利厚生が悪い
派遣看護師の利用できる福利厚生は正職員と比べると悪いことがほとんどです。
これは正規雇用である正職員と非正規雇用の派遣社員の違いがはっきりと出ます。
派遣看護師は派遣会社が提供している福利厚生を利用することができますが、職場での福利厚生は非正規職員である派遣社員が対象外としている職場が圧倒的に多いです。
そのため、交通費や住宅手当、退職金制度を利用することができません。
派遣看護師は時給が高い分、いざという時のためにある程度の貯蓄を行っておくのがかしこい方法かもしれませんね。
派遣看護師は研修がない
派遣看護師は、研修対象外とされています。
そのため、自分でスキルアップしたいと思っても自分自身で行うしかありません。
さらなる資格の習得をしてスキルアップする方法の記事はこちら
新人看護師や中途入職看護師だと研修や教育体制が万全ですが、そもそも派遣看護師は即戦力としての働き方を求められるためできてあたり前でしょう。
こう思っているところが多いので研修などの指導は教育体制は求めない方が良さそうです。
派遣看護師は必ず契約更新される補償がない
派遣看護師の最大のデメリットは必ず更新が保証されているわけではないということです。
派遣先の都合によってまだ契約満期ではないという時でも契約解除される可能性もあります。
派遣看護師は需要が多いので、働く場所に困ることはありませんが、気に入っていた職場でも長く働くことができない、安定して働くということができません。
そのため、正職員としての転職活動に切り替えてしまう場合だってあります。
しかし、考えようによっては、人間関係にも悩まず、自分のライフスタイルに合わせられる、高時給などのメリットを込みで考えても派遣看護師として働くメリットの方が多いように感じてしまいますね。
派遣看護師としてはたらいてみよう!
派遣看護師は時給がよく、ライフスタイルに合わせて働く事ができる、様々な経験を積むことができるという点においては申し分なく最高な働き方といえます。
どうしても派遣看護師の需要は病院より施設が多くはなってしまいますが、施設で働きたいと思っているのならば派遣看護師も考えてみてもいいのではないかと思わされますね。
人間関係、年収に不満があるならばぜひ、派遣看護師としてはたらいてみましょう!